TOEIC 文法対策 TOEICで動詞の形を選択する問題

ありがちミスに注意!動詞選択問題はまず主語と動詞を見抜く

今回はPart5、Part6でよく出る、動詞の選択問題です。

ここは私は先走ってよくミスを犯してしまう部分です><

引っかかり易いところでもありますので、見ておくべきポイントをしっかり押さえて対策を立てておきましょう!

常に主語と動詞を見抜くくせをつける!

まず以下の問題を解いてみてください↓
The team which includes few foreigners ( ) private chef.
(A)hire
(B)hiring
(C)to hire
(D)hires


正解は(D)です。
数人の外国人を含むそのチームは専用のシェフを雇っている。

まずこの文章の主語はThe teamで( )にはそれに対応した動詞が入ります

関係代名詞で始まるwhich includes few foreignersの部分はあくまで補足情報であってこの文章は下の部分だけで成り立ちます↓

The team ( ) private chef.
そのチーム(数人の外国人を含む)は専用のシェフを雇っている。

主語のThe teamは三人称単数なので、その後に続く動詞には-sが付くため正解は(D)hiresになります。

複数形のforeignersに惑わされて(A)hireを選んじゃいそうですがトリックですので気をつけましょう!

三人称単数はIとYouを除くshe, he, the company, Smith(名前),the cat, my car等、1人のものや1つのものを指します。

このように、動詞を選択する問題が出てきたら、まず主語を見つけてそれに対応する動詞の形を考えて解きます。

上の例題の様に単数系か複数系かで惑わす問題が出るのでしっかり主語がどちらにあてはまるのか確認し注意して解きましょう。

不可算名詞も動詞の形に影響する!

まず遥か昔に聞いたような懐かしい響き、可算名詞、不可算名詞ってなんだったっけ?からです。
まず名詞は

数えられる名詞可算名詞
数えられない名詞不可算名詞

とに分けられます↓

●可算名詞
a book, two book, three booksと1,2,3と数えられるもの。
名詞の前に冠詞のa,theや複数形の-sが付く。

●不可算名詞
水やミルク等の液体や素材、知識、スポーツ、抽象的なもの等特定の形がなく数えられないもの。
a,anやtwo,three等の数詞は付けられない。theは付けることができる。

判別がつきにくかったり例外の名詞もあるのでどっちかわからない時は辞書で確認してみましょう。

【TOEICでよく出る不可算名詞】

equipment 備品
information 情報
advice アドバイス
luggage/baggage 手荷物
money 金
machinery 機械
mail 郵便
news ニュース
furniture 家具
milk ミルク
fish 魚
meat 肉
ice 氷
software ソフトウェアー
evidence 証拠

単数扱いの不定代名詞に注意!

No one ( ) a medicine for headache.
(A)having
(B)have
(C)has
(D)have to


正解は(C)です。
誰も頭痛の薬を持っていない。

No oneは不定代名詞の仲間です。
不定代名詞は漠然と不特定の人やものを表したり一定ではない数量を表す時に使う代名詞のことをいいます。

そしてこの不定代名詞は原則として単数扱いとなります。
よってこの中で単数の(C)hasが正解になります。
これは決まった形なので覚えるしかありません。

【不可算名詞の例】
everybody/somebody/anybody/
everyone/someone/anyone/
anything/somebody/someone/
nobody/no one/nothing/

主語で単数と複数が変わるもの

まず下の2つの問題を解いてみてください。

①Some of the money ( ) lost during the trip.
(A)are
(B)will
(C)were
(D)was

②Some of the students ( ) the answer.
(A)known
(B)knows
(C)know
(D)knowing


①の正解は(D)wasで
②の正解は(C)knowになります。

①旅行中にいくらかお金を失くした。
②幾人かの生徒は答えを知っている。

どちらの文もSome of the~で始まっていますが
①のmoneyは不可算名詞なので後にくる動詞が単数のwasになり、
②のstudentsは加算名詞なので後にくる動詞が複数のknowになります。

このように来る主語が不可算名詞なのか加算名詞かによって後の動詞が単数か複数か変わるものは他に↓がありますので覚えておきましょう。
All of~ / Some of~ / Most of~ / Half of~
この「of~」については理解できてる?! 「数を表すof」 を攻略して取りこぼし点を防ぐでたっぷり解説してます!

ややこしいthe number of~とa number of~の場合

The number of complaints (  ) this year.
(A) have decreased
(B) has decreased
(C) decrease
(D) are decreasing


正解は(B) has decreasedです。
苦情の数は今年減少した。

ここでの主語はThe number of~【~の数】になり、単数名詞の扱いになるので、後に来る動詞は単数で受けます。
complaintsが複数系なので引っかかり易いですが気をつけましょう。

A number of problems (  ) happened while in the school.
(A) have
(B) are
(C) has
(D) has been


正解は(A) haveです。
その学校にいる間、いくつもの問題が起きた。

ここでのA number of~ は、「たくさんの、多くの」という意味です。
そして主語はproblems(問題)なので、後に来る動詞は複数で受けます。

The number of~とA number of~の違い、理解できましたでしょうか??
初めはややこしくて間違いやすいかもしれないので、そういう時は慣れるまで
頭の中で例題を幾つも作って染みこませるようにして覚えると定着しやすいです。