みなさんはリスニング問題の内容ってどうやって記憶していますか??
TOEICで900点台のスコアを取る人は大体Part2,Part3,Part4のリスニング問題ではほぼ満点を取っています。
ですので高得点を狙うなら、いかにリスニングでミスをしないかが鍵になってきます。
TOEICは配点式なので厳密にいうと全問正解でなくても満点になり得るのですが、それでも許されるミスの範囲は3問位までです。
しかし1度聞いただけの英語の会話や英文を記憶に留めておいて問題を解くのは英語に慣れていない私たちにとってかなり至難の業ですよね><
しかもTOEICは問題用紙への記述が禁止なので完全に脳内で内容を記憶しておくしかありません。
この記憶を持続させておく事を「リテンション」というのですが、今回はこのリテンション能力を最大限リスニング問題で発揮させる方法をご紹介します!
リスニング内容をイメージ化して記憶する!
皆さんも聞いた事があると思いますが、通常左脳は言語処理を行い、右脳は想像力やイメージに関係する部分を担っています。
そして記憶量は圧倒的に右脳を使った方が深く大量に記憶する事ができます。
という事は、リスニングで流れる会話や英文も脳内でイメージとして記憶した方がリテンション能力が高まり易いという事になります。
この右脳の特徴を意識して覚えることを心がけるとより記憶しやすい脳になる、という事なのですが、右脳の他の特徴としては、
・感情をコントロールする
・全体を把握する能力
とあります。
つまり、リテンションを高めるには、いかに脳に記憶する内容を感情的に印象付け、全体像を把握させるか?という事が鍵となってくるわけです。
そこで、リスニング問題の時には以下を意識して聞いてみてください。
●流れてくる内容の情景をイメージしながら、その世界に入ったつもりで登場人物に感情移入する感覚で聞く
●文章や単語は言葉として頭にインプットするのではなく、イメージとして絵で記憶する。
いかに脳内に全体のストーリーを印象付け、ディテールを絵として覚えておき解答の際、引き出せるようにしておくかがポイントです。
これはリスニングや英語に限らず、様々な記憶を必要とする場面で活用できます。
リテンションが高まったか試してみよう!
では、早速上記の事を活かしてリテンションできるかどうか試してみましょう!
読むのでリスニングとは違うのですが(音声が用意できずすみません><)、イメージ化して記憶するというポイントは同じなので、どういう事か感覚を掴んでみてください。
まずは下の会話を1度だけ、上の項目で書いた事を意識して読んでみてください!
そして、読んだら英文を見ずに質問に答えてください。
Customer: Excuse me. I really like this blouse. But it’s too small for me. Do you have this in bigger size?
Staff: Sorry, that is size S and it’s a last one we have.
Customer: Oh, that’s pity. Do you have it in any other color?
Staff: Actually we have it in black, pink and white. But pink is already sold out.
Customer: Oh, I prefer brighter color like this white. Can’t you ask other store if they have it in size L and white color.
Staff: All right. But I can tell you that only tomorrow as our closing time is 19:00, and it has already passed.
では、以下の質問に英文を見ずに答えて下さい。
①お客さんは何故店員さんを呼んだのか?
②お客さんの持っているブラウスの色とサイズはいくつ?
③ブラウスは元々何色があった?
④お客さんが他の店舗への確認を頼んだブラウスのサイズと色は?
⑤お店の閉店時間は?
↓
↓
↓
【答え】
①大きいサイズのブラウスがあるか聞きたかったから。
②whiteのSサイズ
③black, pink, white
④whiteのLサイズ
⑤19時
いかがでしたか?
一応、これを私がイメージで記憶するとしたらこんな感じになるかな、というのをイラストにしてみました↓ 笑
まず、店員に声をかけてブラウスが小さいのよ~、と思い切り太った人を想像する
太ったお客さんを見て、ブラウスがSサイズで最後の1点であるというのを申し訳ない感じで店員が知らせるのを想像する
残念がりながら、他の色はないの~?と店員に聞くお客を想像。
ブラック、ピンク、ホワイトで思い切り強くその色を想像して、ピンクが完売なので頭の中でピンクに×をつける。
他の店でサイズLのホワイトがないのか聞いたときは、ばかデカイ「L」とプリントされた白いブラウスをイメージする。
19時で閉まるという音声が聞こえたら、数字で覚えるのでなく、アナログの時計で夜7時を指している状態を想像する。
というように、登場人物に感情移入しながら大げさに状況をイメージすることがポイントです。
ただの言葉の羅列として覚えるのと、脳内でビジュアル化して覚えるのとでは内容の定着度も後者の方が増します。
なので、「あれ、なんて言ってたっけ?」とわからなくなった際も、全体をイメージとしてインプットした方がより答えに導き易くなります。
こういうTOEIC Part2やPart3の様な会話形式以外でも、特にPart4の長文の際はより多くのポイントなる内容を記憶する必要が出てくるので、大容量の記憶にはこの方法の効果を特に実感できると思います。
本番試験で力を発揮するには常にイメージ化するという事に脳を慣れさせておくことが大事です。
ですので日頃からリスニングの問題を解く際は情景をイメージして解く、という流れを習慣化させておきましょう。
この方法を身に付けたら、イメージからいつでも答えを導けるというリスニングには強力なスキルになるので、ぜひトライしてみてください!
同じ様なイメージ化での単語の記憶方法もこちらで書いています⇒ただの暗記じゃダメ!脳を錯覚させて単語を効率的に覚える方法