TOEIC リスニング NHKラジオ英語で読む村上春樹

NHK「英語で読む村上春樹」が面白い!聴くだけでTOEICリスニング力を飛躍的にアップさせる方法

現在NHKラジオで放送中の「英語で読む村上春樹」をご存知ですか?

この番組、はっきりいってとても面白いです。
面白くてためになってTOEICリスニング、リーディングの勉強にもなるお得な番組です。

今回は楽しく小説の世界に引き込まれながら、英語の学習も同時にできるラジオ番組「英語で読む村上春樹」をご紹介します。
またリスニング力アップに効果的な聞き方と関連するおすすめテキストや本もご紹介します!

早速ラジオを聴いてみよう!

放送は、日曜日 午後11:00~11:30で再放送が土曜日 午後0:10~0:40にNHKラジオ第2で流れています。

リアルタイムで聞く方はこちらの”らじるらじる“というNHKのネットラジオがおすすめ。アプリもあるのでどこでも聴けて便利です。

私は専らこちらですが、放送後にストリーミングで聞く場合は以前このサイトで紹介した“マイゴガク”で聴取できます。
(因みにストリーミング聴取には無料登録をする必要があります。)
NHK英語を一括学習!TOEICスコアアップに繋がるマイゴガク活用法

そして「英語で読む村上春樹」のストリーミングページこちらになります。

1年で前期、後期とに分けて2作品、現在はSleep (原題「眠り」)という小説を取り上げています。

放送では日本語と英語で続けて小説が朗読された後に、気になる表現部分を掘り下げて解説していきます。
日本語の特有な表現をどのように翻訳しているか等の解説なのですが、このやり取りが何ともマニアックで聞いていて面白いです。

また英語圏との文化や背景の違いの中、村上春樹の世界観が上手く英語圏の人々にも伝わるように英訳する作業は翻訳者のとてつもない努力があっての事で、その過程をひとつひとつ一緒に紐解いているようなワクワク感があります。

TOEICリスニングに効果的な聞き方

小説なんて独特な表現の英語ばかりでTOEICの勉強になんて不向きなんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、とんでもない。
大いに使えます!

小説がTOEIC対策の教材として最も効果を発揮する点は“情景を絵としてイメージし易い”というところです。

このサイトでも効果的なリスニングの方法として度々書いていますが、流れてくる音声の状況を脳内でイメージしながら聞くと記憶に定着し易く忘れにくいので問題を解く際にとても有利に働きます。
TOEICリスニング満点への鍵!確実に聞き取った内容を記憶しておく方法

日本語で小説なり、ストーリーを読んでいる時って自然に頭の中で情景が浮かんでいる場合が多いですよね?

でもそれが英語になると聞こえてくる単語や表現に親近感がない為、まるで記号のように聞こえてしまい感情移入しずらい⇒よってすんなり日本語の時のように頭で情景をイメージしずらい、になっちゃうんだと思います。

少し海外で生活した経験から、語学習得にはその言葉と感情が絡む事で、まるで記号の様な響きからリアルな言葉として脳に刻まれていくような感じになります。

放送で初めに日本語で朗読がされる時に情景をイメージしながらリスニングしてみてください。まあ日本語だと自然とそうなるとは思いますが、続けて英語で朗読される時も同じようにイメージしてください。

勿論、聞き取れない表現もあると思いますが、その後の解説でより英訳への理解も深まってくると思います。
そこである程度内容の世界観を深めたところで再度最初から聞いてください。

最初より、英文を聴く時により感情移入でき、イメージもし易くなってると思います。
このように小説やストーリーで英語を学習することは、情景をイメージするいい訓練になります。

これを繰り返し練習し、意識しないでも情景がイメージとして浮かんでくるようになったらTOEICのリスニング問題も大分解きやすくなってきます。

「英語で読む村上春樹」での学習は、普通に教材用の英文で勉強するよりも楽しみながらできるし、小説の続きが気になるので飽きずに毎週続けられておすすめです。

おすすめの関連テキストや村上春樹作品

「英語で読む村上春樹」は毎月テキストも出ていて、英文、和文の対訳と英語表現の解説や翻訳の掘り下げの他に放送ではない対談があったりテキストだけでも十分興味深く読み応えのあるものになっています。

Englishジャーナルより出ている増刊。短編小説、スピーチや評論などMP3の音声付で村上春樹の世界に触れられるこちらもおススメ。

村上春樹の小説を丸々英語で読んでみたい!となった方は憧れのペーパーバックにチャレンジしてみましょう!
最近の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(英題:Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage)から話題になった「1Q84」等、村上作品は海外でも人気なので殆ど翻訳版が出ています。
日本語版を既に読んだ方はどうやって訳されているか読み比べをすると同じ小説を違った視点で2度楽しめておすすめです!

いかがでしたか?
村上春樹を読んだ事がない方は小説の世界を堪能できて、かつ英語の勉強にもなるのでとてもおすすめです。

村上作品に慣れ親しんだ方も英語で読む小説に興味がある方も一度試してみては?