TOEICのPart2は全部で30問。Part1とともに全パートの中でも点が取りやすく、問題数も多いので最もスコアアップを狙えます。
またPar1が4択なのに対しPart2は3択なので正答率もグッとあがるのに加え、正解を絞りやすくするテクニックやコツが満載のパートなので、しっかり対策しておきましょう!
たくさんの重要なコツがあるので前編・後編と分けました。
まずは前編
文頭が何より大事!絶対に聞き逃さない!
Part2もPart1同様、音声が流れるのは一度きりです。
流れてくる文頭でどのパターンか聞き分ける事により、即座に正解を絞ることができます。
文頭は下のパターンに分けられます。
●疑問文【WH】で始まる形
●疑問文【Is、Do等】で始まる形
●肯定文で始まる形
疑問文【WH】で始まる形とはWhen(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)等の疑問系が文頭に来る形です。
特にこの形の場合、場所を知りたいのか(Where)、時間を知りたいのか(When)、質問の肝心な部分が最初の一語に集約されてしまうのでとても重要です。
また30問中おおよそ半数近くがこのWH系の疑問文の問題になるので常に文頭に注意して聞き逃さないようにしましょう。
その【WH】はただの疑問文か?!
まず、下の例題を解いてみてください。
1つ目↓
What time does Mr.Smith arrive at the office tomorrow?
(A)Yes, he will be at the office.
(B)In room 5.
(C)Probably around 10:00 A.M
正解は
↓
↓
↓
(C)です。
スミスさんは明日何時に会社に着きますか?
という単純な質問ですね。選択肢が
(A)はい、彼はオフィスにいるでしょう。
(B)5号室です。
(C)大体朝10時ごろです。
で、回答はきちんと「10時頃」と時間を答えている(C)になります。
これはひねりのない単純なWHの疑問文になります。
この場合 はい、いいえが答えになることはありえないのでよってYes,Noの選択肢は100%不正解になります。
今度はこちらの例題を解いてみてください。
Why don’t we go shopping this afternoon?
(A)At the house.
(B)She might have it.
(C)Sounds great to me.
正解は
↓
↓
↓
(C)です。
今日の午後に買い物にいかない?
という提案の文です。
(A)家で
(B)彼女が持っているかもしれません
(C)いいですね
なので答えは提案に対する回答としてふさわしい(C)のいいですね になります。
この形はWHのWhyを使っていますが、単純な疑問文ではなく提案の形になっています。
この疑問文なのに質問していない形は他にも依頼/命令等があり、このパターンはYes/Noの選択肢が回答になる事もあるので注意が必要です。
またこの提案/依頼/命令等のパターンは決まり文句が正解になる事も多く、一瞬で回答を決めることもできます。
特に先ほどのWhy don’t we~?やHow about~?What about~? の提案型の時、
Sounds great to me.
Sure.
That’s good idea.
等の提案を受け入れる際の決まり文句が聞こえたらまず正解と思っていいです。
その答えは本当にYesかNoで合ってるか?!
Is、Do、Does、Has等で始まる文は一見YesかNoを尋ねる問題に思いますが、そうとは限りません。
特に問題の前半ではひねってないYes/Noが正解のパターンが出て、後半はひねってあるYes/Noが正解ではない問題が多く出ます。
通常のパターン↓
Are you going back to home tomorrow?(明日家に帰るのですか?)
Yes, at 8:00 AM.(はい、朝8時に)
Have you heard that rumor?(その噂を聞いたことがありますか?)
Yes, I’ve heard from Carol(はい、キャロルから聞きました。)
ひねっているYes/Noが正解ではないパターン↓
Do you know how to get to the library?(図書館への行き方はわかりますか?)
It’s quite difficult to explain.(それを説明するのはかなり難しいです。)
Is everyone going to go to camp? (みんなキャンプに行くのですか?)
I believe so (そうだと思います。)
等です。これはやはり質問文の内容をしっかり理解する事が大事になってきますので、特に後半の方の問題を解くときは注意しましょう。